何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「MSXでメガドライブする」




 当ブログでは徳間書店MSX・FAN」(通称Mファン)に掲載されたゲームプログラムをよく紹介してますが、同誌に掲載されたプログラムは、ゲームだけには限りません。ゲームプログラムコーナー「ファンダム」と並び、音楽・映像デモプログラムを取り扱う「AVフォーラム」も、人気を博していました*1。後に人気声優となる野島裕史さん・健児さんら兄弟が、同コーナーで常連投稿者として鳴らしていたことは、往年のMファン読者にはよく知られたことであります。
 本日ご紹介するのは90年9月号のAVフォーラムに掲載されたおめあて*氏による作品「MSXメガドライブする」です。


 当時はセガのゲーム機・メガドライブ発売の翌年です。PCエンジンや間もなく登場するスーパーファミコンと並び、従来のハードとは別次元の性能と表現力がゲーム界の話題をさらっていました。
 「MSXメガドライブする」からには、そんな高度な表現をMSXで実現するのか、MSXでラスタースクロールや半透明表示が見られるのか…と期待しながら実行すると現れるのは、車を駆って画面を横切っていく『ゲゲゲの鬼太郎』の目玉のおやじ。





 本作のテーマは「ちょっとした冗談」です。「MSXで目が運転(ドライブ)する」プログラム…おあとがよろしいようで(おい)*2

*1:その源流はMファンの前身「プログラムポシェット」に掲載されたわびさびプログラムあたりだろう

*2:ちなみに作者おめあて*氏は、水木しげる先生と同じ島根のご出身らしい。