何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「PONBALL」

ポンジュース」はPOMですからね(おい)

 というわけで本日のネタはMファン90年8月号掲載の「PONBALL」です。愛媛のまじめなジュースとはたぶん関係ありません(おい)。この「ポン」は、「ポンポン跳ねる」というような、ものが弾む擬音のことでしょう。
 そのとおり、本作はボールが弾むゲームです。ボールを跳ね上げ、画面の左端から右端へ運びましょう。ゲーム中に使うのはスペースキーのみ。スペースキーを押してパワーを溜め、離すと溜めに応じた強さでボールが跳ね上がります。溜めるほど高く遠くへ跳びますが、あまり高く跳びすぎて画面上にはみ出てしまうとアウトです。
 くせ者なのは画面下に敷き詰められたピストンです。ボールが跳ねる方向は、着地しているピストンの位置によって決まります。ピストンの右半分に着地しているときに跳ねると右方向へ跳べますが、左半分の時は逆に左方向に戻ってしまいます。当然画面左側にはみ出てもアウトです。さらに時間制限もあるのでうかうかしてもいられません。
 ですからやみくもに高く遠くへ跳べばいいというわけでもありません。できるだけピストンの右側に着地できるよう、左側だったときはうまくリカバリーできるように、溜めを放つタイミングを計らなければならないのが勘所です。


 こんなプレイ感覚、以前どこかで体験したことがあるなぁと振り返ってみたところ、かつてトミー(現タカラトミー)が販売していた携帯アナログゲームポケットメイト」でした。箱の中のボールを転がしたり、狙い通りにジャンプさせるために微妙な操作が必要になるところが、なんとなくポケットメイトを彷彿させます。