元日はダラダラと過ごすつもりだったのですが、「お年玉」ことプログラムリストの頂き物があったので急遽入力いたしました*1。
というわけで2021年のMSXプログラム一発目は「2001年の初日の出」です。
趣旨はいたって明快。初日の出のCGを表示させ、お正月気分を味わおうというもの。実行するとまず現在の西暦年を訊いてくるので、入力してやると年数とともに初日の出が表示されます。まさに正月向けですな。見て楽しむ鑑賞プログラムというやつです。
このプログラムが作られた当時、「2001年」という言葉には、まだ近未来を感じさせる響きがありました。未来の初日の出はコンピューターで、という趣向だったのでしょう。このプログラム、2001年から20年経った2021年でもばっちり使えますw
本作は「ウーくんのソフト屋さん」の別冊が出典のようです。「ウーくんのソフト屋さん」はMSXマガジンの人気コーナーです。漫画家桜沢エリカさん*2による子豚のキャラクター「ウーくん」が、オリジナルの鑑賞プログラムや実用プログラムを紹介するコーナーで、Mマガを語る上では欠かせない存在です。単行本も出てまして、本作はその単行本に掲載された作品のようです。
鑑賞プログラムも、根強い人気のあるジャンルでした。Mマガにはウーくんをはじめ、BGV的なプログラムもしばしば載っていました。MSXファンにも「AVフォーラム」コーナーがあって投稿者が腕を競い合い、ファンダムとはまた違った盛り上がりを見せていたものでした。