何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「くだらん1行プログラム」

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灰色は14点です

 いきなりヒドい題名ですが罵倒ではありません。こういう題名のゲームなのです。というわけで今回もMファン90年3月号掲載の作品です。
 掲載といってもファンダムに普通に載ったものではありません。おととい紹介した「BATTLE SHOOTING」の作者コメント欄にて、「何書いてもえーやねん!」と、同作の作者さんが戯れに紹介した1行プログラムなのです。厳密には題名は付いていないのですが、同コメント欄にて「くだらん1行プログラム」と自称しているので、便宜上そう呼ぶことにします(おい)。


 一言で言えば、MSXのカラーコードを利用したルーレットでしょうか。実行すると次々に画面の色が変わります。スペースキーを押すと、そのときの画面色のカラーコードが得点となります。10回繰り返して高得点を目指しましょう。
 当時のコンピューターでは、使用できる色に固有の番号が与えられており、色を指定するにはその番号を使いました。この番号をカラーコードと呼びます。MSXユーザーなら"COLOR 15,4,7"はおなじみですな。本作は数を文字ではなく、色におきかえたところが妙味。遊んでみるとそんなくだらなくもないです(おい)。


 MSXのBASICプログラムの場合、1行255文字まで記述できます*1。そこでこの長さに収まる1行プログラムも、しばしば見かけたものでした。255文字に詰め込むためには様々な工夫が必要で、アマチュアプログラマーの挑戦心をくすぐるジャンルだったように記憶します。

*1:Twitterよりははるかに長い