何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

作例なくて悪いけど



先日のTixとIXYiの撮り比べの結果ですが、現像そのものはとっくの昔に終わってました。
ただ、満足のいく画質でパソコンに取り込める環境が揃ってないので、結果報告を躊躇してました。


劇的に違う、というほどではないのですが、結論から言うと、発色・解像度ともに、Tixの方が、レンズの性能は高いです。
IXYiよりも若干画角が狭い分(IXYi広角側23.5mm・Tix28mm)、少し大きく写るというのはあるんですが、
例えば遠くの木の枝が写った部分を見比べてみると、Tixの方が細部まで写ってます。
発色はIXYiのレンズが柔らかめなのに対し、Sonnar2.8/28T*は生々しい感じです。


一番わかりやすい違いは周辺光量落ち(画面の四隅が暗くなること)でした。
見比べて初めて分かったんですが、被写体によっては、IXYiはけっこう周辺光量落ちする模様です。
通常、周辺光量落ちは絞り込むほど改善するんですが、
どういうわけか、Tixでは絞り込んでいる被写体で、IXYiの周辺光量落ちが顕著でした。
このあたりはIXYiのプログラムAEの癖かと思われます。


ところで誤解を招かぬよう書いておきますが、IXYiがだめかというと、必ずしもそうではありません。
やっぱりズーム機能は便利ですし、撮影サイズによって視野そのものが切り替わるファインダーのわかりやすさはTixより上です。
接写や晴天下で壺にはまった時の描写も結構目を見張るものがありますし、
よく練られた操作性や、けっこう充実したカスタム機能など、さすが銀塩IXY最終機種だけのことはある写真機です。


まだどちらも使いこなしている、というほどではないので、それぞれの得意不得意など見極めつつ使ってこうかなと思ってます。