何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

お金が足りなくて買えませんでした(おい)

田舎の本屋さん:「現代農業特選シリーズ DVDでもっとわかる 現代農業特選 農の仕事は刃が命」


 こないだ本屋に行ったらこんな叢書を発見しました。興味が湧いて手に取ってみたら「コンバインの刈り取り刃を包丁に改造する方法」とか「鎌の使いやすい研ぎ方」「刃物の効率的な使い方」とか「一斗缶のフタをカッターにリメイク」「キュウリ収穫用刃物の自作」だのだの、野良仕事の必要性から生じた実用本位なことばかりが書かれてあって、買って帰ろうかと本気で悩みました(おい)。


 ライフスタイル誌や物欲系の記事ですと、この手の本は「オトナの男が持つべきコダワリブランドナイフ」カタログになったり蘊蓄語りに終始する嫌いがあります。対してそういうものと全く次元の異なる内容には有無を言わせぬ説得力があって、心底カッコイイと思いました。
 必要だからこしらえた。使い方を工夫した。あり合わせのものを改良した。こういうノウハウを身につけていることこそが、道具を扱うには大事なことなのです。