観光ルートづくりの参考にしようと、筑豊地区観光協議会(会長=向野敏昭直方市長、15市町村)が、九州の旅行愛好者を対象に実施した意識調査の結果が20日、まとまり、いまだに「筑豊は炭鉱の町」という印象が強いことが分かった。一方で、炭鉱時代の遺産ともいえる飯塚市の嘉穂劇場が高い知名度を誇り、豊かな自然や自動車産業の発展などと相まって「着実に筑豊のイメージは変っている」(同協議会)としている。 アンケートは今年2月、九州一円で発行されている月刊の旅行雑誌にアンケートはがきを付けて実施。317通の回答が寄せられた。女性が7割を占め、地域別では県内が7割、年代別では30代がトップで40代と50代が続いた。 筑豊観光への関心度や、訪れた理由など6問を尋ねたところ、筑豊を観光目的で訪れたことがあるとしたのは231人で、(1)英彦山と周辺施設(添田町)(2)しゃくなげ荘(同)(3)直方感田びっくり市(直方市)が上位を占めた。 逆に訪れたことがないと答えた人に理由を尋ねると「観光情報を知る機会がない」「観光の魅力がない」という回答が目立ち、情報不足が浮き彫りになった。
一見何にもなさそうなところでも、その背景には豊かな歴史の裏打ちがあり、
なんでもないものがそこにあるいわれにしても、ちゃんとした理由があったりするもので、
そうしたものを読み解いていく旅も非常に面白いことなんですが、
世間一般の人々は、やっぱり派手な名所や名物を目当てに旅行をするものなのかもしれません。