何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

深夜の大捕物

昨日の夜仕事から戻って、二時間ばかり家のパソコンをいじってから
ようやく寝ようとした矢先、パソコンの裏側から
のこのことゴキブリが現れました。
何で人が寝ようとしているときに。これではおちおち安眠もできません。


奴をしばくため棒みたいなものを探しましたが部屋の中にはありません。
とりあえず手近なくずかごを手に取り、奴さんの上にかぶせて閉じこめようとしましたが
奴の動きは素早く、かえって部屋の隅の方に逃げられてしまいました。
やはり何か棒のようなものが必要だ、しかし部屋を空けるのは
みすみす奴を見過ごすようなもので気持ちよくないな、
とはいえこのままでは打つ手もないと、ひとしきり悩んでから
思い切って階下の物置まで行って、適当な棒を見繕うことにしました。
こうしている間にも、部屋は刻一刻と奴に蹂躙されているのです。


対ゴキブリ兵器、ほうきを手に部屋に戻ってみると、今度は奴の姿が見あたりません。
血眼になって探し出すと、ようやく部屋の片隅でもそもそと動いているのが見えました。
ほうきの先で二、三度ちょっかいを出してみますが、奴は迷惑そうに逃げ回るだけです。
致命的な一撃を加えるには至っていないようです。


一人でどたばたやっているうちに、物音を聞きつけて荒井の兄が起きてきて、手伝ってくれることになりました。
「掃除機で吸いとっぺ」と兄が言うので、今度は例の物置から掃除機まで持ってきて、
ようやくゴキブリ退治に成功したのでした。


とはいえ強力な生命力を誇る奴さんのこと、
ダニ退治機能付きの掃除機で吸い取ったとはいえ、
それぐらいで絶命しているかどうかは全くもって不安です。
下手すると掃除機の中で殖えるとか、掃除機から抜け出してこられたらたまったものではありません。
奴との戦いは、まだ続くんですかねぇ。