何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ロック&ダイヤモンド」




 まさかのこの時期の二日連続MSXプログラムネタ(おい)。本日はポプコム87年2月号より「ロック&ダイヤモンド」です。
 地中に埋まったダイヤモンドをすっかり集めましょう。地中には岩も埋まっています。岩は押したり動かすことはできませんが、足場を失うとやがて落ちてきます。岩の下敷きになれば当然アウト。かわしても落ちどころが悪ければ道が塞がってハマることもあります。これを頭に入れ、通路を確保しながら動き回るのがポイントです。クリアするためには、ダイヤを取る順序を考えることはもちろん、岩が落ちてくる前にすかさず退避するといったキーさばきも必要です。





 …とまぁ、言うなれば80年代前半の名作「バルダーダッシュ」風アクションパズルゲームです。日本では「ロードランナー」や「フラッピー」「倉庫番」に比べ知名度が低い感がありますが、この作品に影響を受けたであろうゲームや自作プログラムも、往時にはいくつか見かけたものでした。本作もその一つとおもわれます。
 本作はオールBASICのプログラムですので、キャラの挙動等は「バルダーダッシュ」よりもいくぶん簡略化されています。ただしその分遊びやすくなっています。オールBASICゆえの若干の操作性の悪さは気になるところですが、大きな支障は無い水準なので、目を瞑りましょう(おい)。





 パズルの難易度も適切。難しすぎず簡単すぎず、ちょっと考えて試行錯誤すれば解けるという、ほどよい加減です。ミスできるのは各面3回まで。一局を通じての残機数が決まっているのではなく、各面3回までのトライが許されているというのが、他とは少し違うところです。
 しかしへなちょこゲーマー荒井には、これでも足りませんでした(泣)。各面3回までのやり直しが可能であっても、コンティニュー機能はありません。ポプコム編集部も手こずったようで「何度プログラムをいじってキャラの数をふやそうとしたことか」「岩の下敷き、という状況が続発してもずぇーったいプログラム変えちゃいけないぞ」とのコメントを残しています。
 もっとも、荒井は改造はせずに、エミュのステートセーブ機能使ってクリアしたけどな(おい)。

オールクリア画面。最終面はキー捌きが物を言います。