毎度おなじみ打ち終わったプログラムネタ、今回もMSXファン88年5月号から、パズルゲーム「DIRECTIONふたたび」です。
例によってゲームは当時よく見たタイプの面クリア型固定画面パズルです。面クリアの条件は星のマークを3つ直列に並べること。押されたマークやブロックは、障害物に当たるまで動き続けます。
ブロックには矢印が描かれたものがあります。矢印ブロックにぶつかったオブジェクトは矢印の向きに移動方向が変わります。さらに矢印ブロック自体が他のブロックにぶつかると、矢印の向きが変わってしまいます。これが「DIRECTION」の題名の由来なのでしょう。そこでプレイヤーは主人公スマーフ君を操り、各種ブロックをああでもないこうでもないと動かすわけです。
ついでに「ふたたび」のとおり、本作はMファン創刊直後の87年5月号に掲載されたパズルゲーム「DIRECTION」の続編にあたりますが、だいぶ見た目が変わりました。キャラクターは8x8ドットから16x16ドットへと大きくなり、グラフィックもきれいになってたりします。前作はあんまり印象に残ってなかったりするので、見た目のよさは重要だなと改めて思った次第(おい)
さておき手数は各面決まっていて、それ以内にクリアできないとその面をやり直しとなります。ただし残機や時間制限というものがないので、ミスった時のペナルティは実質的にありません。面数はたっぷり44面で、難しいと思ったらセレクトキーで星マークを揃える位置を示してくれるヒント機能付き。じっくり考えてパズルに取り組める親切設計が、荒井のようなへっぽこプレイヤーには嬉しい仕様です。よくも悪しくも当時らしいゲームなので目新しさはありませんが、悪くない作りのパズルです。