何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

Mファン90年12月号の1行プログラムから

「UFOなんちゃくりく」

 MSX・FAN90年12月号には、1行プログラムも2本掲載されています。今回はこちらをご紹介。


 1本目「UFOなんちゃくりく」。一風変わったランディングゲームです。「ルナランダー」に代表されるランディングゲームは、操作やアクションにおもしろさがあるものですが、1行プログラムの本作も負けてはいません。
 本作で操るのはUFOです。画面中央の緑色のランディングポイントに着陸させましょう。しかしUFOですから他の宇宙船やパラシュートとは全く挙動が異なります。通常は一直線に飛んでますが、画面の左右に当たると跳ね返り、また一直線に飛んできます。言うなれば「イース」のダルク・ファクト式(おい)。画面上側に出てしまったりランディングポイント以外に着陸するとゲームオーバーです。スペースキーを押すとUFOは上昇します。これでうまく軌道を変え、ランディングポイントに着地できるよう導きます。ステージによってUFOの移動速度が変わり、それにともない飛び方も変わります。軌道を読むのがうまく着陸させるコツです。
 ピューンという効果音や妙に直線的な挙動が、いかにも地球外の飛翔体が飛んでいるという感じを出しています。1行ながら他のランディングゲームとはちょっと異なる味付けがされているのが見事。テンポよく遊べる良作です。

「HIGH&LOW」

 2本目「HIGH&LOW」。音の高さ当てゲームです。スタートすると音が鳴ります。それが画面に表示された数字より高いか低いかを答えましょう。当たれば次の問題へ、外れればゲームオーバー。それまで当てた回数が得点です。
 なにぶん「音」と「数」を比べるので、慣れないうちはさっぱりゲームになりません。音はMSXMML・Nコマンドを使って鳴らしています。これを知っていれば少し有利かとおもいきや、そんなことはありませんでした(おい)。元吹奏楽部なのに全然当てられねぇ(泣)