別件で鶴岡に行ったのですが、地図を見ていると竹の浦地区と油戸地区を結ぶトンネルがあることに気づき、通ってみました。
竣工は昭和33年。長さは300mほど。うら寂しい山腹にあり車がすれ違えないほど狭いながらわりと利用者は多いらしく、ぼちぼちと車が行き来していました。
トンネルの前には竣工記念碑が建ちます。撰文によればかつて油戸にあった炭鉱の作業道だったのが、閉山の頃と前後して一般道として改修されたというもの。その改修工事では落盤事故で7人の作業員が犠牲となったそうで、記念碑の隣にある仏像にも手を合わせておきました。
荒井は寂れたトンネルに、心霊よりも歴史を見てしまうタイプです。