何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

鍋越峠を越えてきた




気が付けば今月はまだ単車に乗っていませんでした(おい)。
それで天気も良かったのをいいことに、
これではいかんと単車で鍋越峠を越えてきたのでありました。
鍋越峠は尾花沢と加美郡を結ぶ峠で、現在国道347号線が開通しているのですが、
昨日一昨日の大雨で、今朝がたまで通行止めになっていたという有様です。
そのせいか道はところどころ、側溝があふれているところもありましたが、
規制はすでに解除され、何の問題もなく走ってこられたのでありました。





久々に鍋越峠に行こうと思った一番の目的はこれ。中羽前街道新道開鑿碑です。
軽井沢越えについて調べるうち、加美町の門沢にこういう石碑があることが判明し、
だったら見に行かねばなるまいと思った次第。
奈良時代の昔より、尾花沢と加美郡を結ぶ道としては、
一つ南にある軽井沢越えがもっぱら利用されていたのですが、
近代化によって物流が変わったために衰退しています。
これを受けて沿線小野田の住民が軽井沢越えの改修を請願したところ、
結局鍋越峠を通る新道が作られたのですが、
これが現在の国道347号線の前身となった中羽前街道で、
その開通を記念して建てられたのがこの開鑿記念碑というわけです。
石碑は門沢橋のそば、水力発電所の隣にあるのですが、全くの道端で、
注意しないと見つけられないと思います(笑)。





漆沢の軽井沢越え旧道入口の場所も確認したところで峠にとって返し、
宝栄牧場の高原でガソリンストーブをとりだします。
今回はペヤングのラーメンと「じゃがりこ」マッシュポテト*1
買い置きの粉末ワカメスープで昼飯。
貧乏くさい献立ですが、青空の下、風景がいいところで喰う昼飯は、
やっぱり楽しいものです。

*1:じゃがりこを白湯で煮ながら練ると、マッシュポテトになります。けっこう旨いのでお試しあれ。