「BOMB-X」は爆撃シューティングです。飛行する爆撃機から爆弾を投下し、標的である都市を攻撃するという内容。爆弾の数は10個。そのうち何発命中したかを競います。投下するほど爆撃機は速度が上がっていきます。それにつられて爆弾の軌道も変わっていくので、狙うのがどんどん難しくなっていきます。速度による軌道の変化を見越して、投下タイミングを決めるのが、ハイスコアのコツです。
書籍ではシューティングゲームとされていますが、「ゼビウス」や「グラディウス」のような、「典型的な」STGとはかなり違うので、あんまりシューティングというかんじはありません。むしろ「狙った位置に落とす」という点で、その眼目は以前紹介した「スカイダイビング」に近いです。しかしルールが異なるため、違った印象を受けます。
こちらのミサイルは高性能で、発射するとまっすぐ飛びます。しかもめちゃくちゃ速いです。まずはそのスピードに面食らいますが、これをつかんでおくことが狙い越しに必須です。
やられた時はコロニーが赤くなったりと、演出にはけっこう凝ってます。特にミサイル発射時や衝突時にはバシューンと小気味よい音が鳴りまして、著しく爽快感を上げています。
やはり本作も的を狙って一撃必中、というゲームなんですが、演出やルールゆえに「BOMB-X」とは遊んだ感触が違います。同じようなゲームでも、味付け次第で様々なバリエーションが生み出せるものですな。