何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「スカイダイビング」


f:id:fukenko:20200215002150p:plain
たぶん遅筆堂とは関係ない(おい)
 きのうに続いて「アクションゲーム38」から。本日は「スカイダイビング」のご紹介です。
 目的は飛行機からパラシュートで降下し、リゾートアイランド「ひょうたん島」に無事着地すること。しかしひょうたん島は海上を浮遊している上、上空で吹き荒れる気流がパラシュートを押し流します。
 画面左側に並んだ不等号は風の状態を表します。向きが風向で、数が風の強さ。若干の軌道修正は可能ですが、風に応じて流されることを考慮して、飛行機から飛び降りるタイミングを決めるのが成功への第一歩です。


f:id:fukenko:20160811010111p:plain
「移植版SKYゲーム」。プロポシェNo.8に掲載された他機種のゲームが原作
 このゲーム、どこかで見たおぼえがあるなとおもったら、以前当ブログで紹介したファンダム作品「移植版SKYゲーム」(MSXファン・88年8月号掲載)にそっくりでした。ルールはもちろん、風の状態を不等号で表すところなどほぼ同じです。そっくりですが、発表時期は「スカイダイビング」の方が先のようです。
 ただし遊びやすさでは後発の「SKYゲーム」の方が優れています。「スカイダイビング」は目標が常に動いてる上小さいので、狙って着地するのが難しくなっています。さらにミスを重ねてゲームオーバーになっても、ゲームオーバーのメッセージを出すことなく、そのまま「Ok」のプロンプトを表示してプログラムを終了してしまいます。リトライしたければまたRUNしなければならず、作りの粗さが否めません。


 この投げっぱなしなかんじは「アクションゲーム38」の他の作品にも共通して見られます。再びRUNさせることなく、ゲームオーバー画面からリトライできるようにするだけでも、かなり印象は違ってくるようにおもわれます。