何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

旭峠に行ってきた

旭峠とは、鶴岡市の善宝寺と湯野浜の間にある峠でして、
人面魚で有名な貝喰の池の脇から登っていきます。
大山の旦那衆が湯野浜温泉で一晩遊んで、翌朝、朝日を見ながらこの峠を越えて
戻ってきたというので、この名前があります。なかなか洒落た名前ですな。
湯野浜と善宝寺を直結する道路として重視され、距離こそ短いんですが、鞍部までは一切カーブもなく、
急勾配をひたすらまっすぐ上るだけという、実に漢らしい道で、
明治期には三島通庸の指示によって改修されたというおまけ付き。
鞍部からは日本海が見事に見えます。
大山の旦那衆は峠から日本海を見て「今日も遊ぶべ!」と張り切ったのでしょが、現在は通る人も少なく、
かわりに隣のゴルフ場で、昼からオヤジらがゴルフに興じているのでありました。
道そのものはよく整った林道という印象で、単車や自転車なら余裕で通行可能です。