何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

荒倉山に登ってきたふたたび


GR III。PhotoShop Elementsで縮小


 というわけで千歳山に続いて、今度は鶴岡の荒倉山に登ってきました。
 荒倉山は去年の早春に念願の登頂を果たしています。そのときは油戸から登りました。今回は別なコースを歩いてみようということで、由良から登ってきました。油戸とは逆、山の西側から登り、乗越峠を越え、山頂を目指します。本当は先月登りに行きたかったんだが、天気が優れず登れなかったんだい(泣)

歩きやすい尾根道。間もなくヤマザクラが見頃を迎えるそうな

 登山口は由良のホテル八乙女前。宿の前の大きな提灯が目印です。道路を挟んだ空き地が駐車場として利用できます*1
 登山道は全体的に広々とした尾根道です。立木は多いものの、葉っぱが茂る前の今の時期ですから、見通しはよく、至って気持ちよく歩けます。ちょっと歩けば次の展開が見えてきて、さらにところどころ眺めのいいところもあるので、集中力が途切れません。道の脇にはカタクリキクザキイチゲといった花も咲き、まだまだ早春の山歩きが楽しめました。

展望所からみる由良と荒倉神社手前のキクザキイチゲ

 鞍乗峠で車道に合流すれば、あとは見覚えのある道です。車道を詰めたところが、以前下見で訪れた荒倉神社。その少し手前から分岐して、急勾配を登り切れば、三等三角点のある山頂です。今回の行程は、以前訪ねた地点と未踏のコースを繋ぐようなものとなりました。

展望所脇にある休憩所・ほっとハウス。
山は里山歩きのコースとしてよく整備されている

 今回歩いた道は、西の羽黒とも称された信仰の道というよりも、生活の道といった雰囲気が強く漂っていました。高館山一帯の丘陵地帯には、由良から湯野浜に至る海沿いの集落と水沢から大山に至る東麓の集落を結ぶ道が数ありました。由良峠や加茂坂峠・旭峠などと同様、荒倉山の道は、そのような道の一つとして発達したのでしょう。
 荒倉山には、主に三つのコースがあります。今回歩いた由良コースは、荒倉山のよいところを存分に満喫できる道だとおもいます。


 いつものコースタイムです。


9:54/八乙女前-10:08/水道小屋-10:33/乗越峠-10:36/釈迦台-10:38-42/展望台-10:43/ほっとハウス-10:51/鞍乗峠-10:57/チロルの道-11:01/荒倉神社-11:17-20/山頂-11:35/鞍乗峠-11:45-ほっとハウス-11:47/釈迦台-11:50/乗越峠-12:08/水道小屋-12:14/八乙女前

その後歩き足りなくて、隣の高館山にも登ってきました(おい)

 
 

*1:地形図では沢沿いに道が表記されてますが、そちらは通れません。上水施設隣の小さな広場の脇から尾根に向かって延びる小径が登山道です