何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「DRIVE気分」




 というわけではからずも夏の打ち込みプログラム強化月間(おい)。本日もMファン90年12月号より「DRIVE気分」です。


 スキーゲームやドライブゲームが自作スクロールゲームの定番中のド定番だったことは、当ブログで度々述べていることであります。本作はそんなクラシカルなドライブゲームです。
 自車を操り、ひたすら道路を駆け抜けましょう。自車は左右のステアリングのみが可能です。普通に直進する分には自車はどんどん画面上方に向けて前進します。逆に鋭くハンドルを切ったり地形に引っかかったりすると画面下方向に引っ張られます。画面下にスクロールアウトしてしまうとゲームオーバー。それまで走った距離が得点です。スクロールにおいていかれないよう、できるだけ最小限の操作で自車を動かすのが距離を伸ばすコツです。
 これだけならまさに昔ながらのドライブゲームです。しかし本作が他を圧倒しているのは、車の動きの細かさです。

連続画像で自車の挙動を追ってみた。変化が細かい!

 自車はステアリングによって細かく滑らかに向きを変え、その方向に走ります。この動きを実現するため、車の表示には21枚ものスプライトパターンを使用。プレイはあたかもラジコンカーを「操縦」しているような感覚です。本作はこの操作感覚や挙動が非常に優れており、操る面白さを堪能できます。絶妙なキー捌きで難所を切り抜ける快感! 颯爽とコースを駆け抜ける爽快感! 下手にいろいろなことをせず、操る面白さに特化したことが、本作の成功の要因でしょう。

「DRIVE気分turboR」。対戦レースゲームとして生まれ変わった。

 シンプルながらも肝心な部分をしっかり押さえた本作は、Mファン編集部でも大好評を博しました。そのあまりMファン編集部では改造版まで制作しています。改造版では4人同時プレイが可能なほか、一定距離を完走したら順位を付けるように変更。ドライブゲームから対戦が熱いレースゲームへと変化しています*1。題して「DRIVE気分turbo R」。当時発売されたばかりのturbo R推奨なのでこの題がありますが、実はturboR専用命令を使っていないので、MSX1でも動かせます。めちゃくちゃ遅いけど(おい)。

*1:さらに手が加えられた改造版は「RACE気分」の題で、コンパイルの「ディスクステーション」に収録されたとかなんとか。