何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ALPHABET」

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静止画だとどれが自機だか判らねぇ(おい)

 正月だからといって何か特別なことをやるでもありません。元日起きて最初にやったのは家の前の雪かきでした。
 というわけできのうに引き続きMSXプログラムネタ。Mファン90年4月号より「ALPHABET」です。
 自機はアルファベット。上からもアルファベットが流れてきます。自機を動かし、ABCの順に従い強くなるアルファベットにぶつかりましょう。ぶつかると自機が次の文字へと「成長」します。かくしてZまで成長させ、Zにぶつかればゲームエンド。それまでのタイムを競います。
 この手のアルファベット順に「弱い奴から狩っていく」ゲームは数ありまして、本作もその一つになりましょうか。その多くが基本、自分より強すぎる文字にぶつかると自分がやられるというルールを採用しているのに対し、本作は強すぎる文字も平気で攻撃できます。ただし自分より弱い字に攻撃すると即ゲームオーバー。成長するほど攻撃できない敵が増えるというアイディアは、類似の他のゲームと違ったユニークな趣向です。上から降ってくる文字と戦うというゲームシステムも、この手のゲームでは珍しくちょっと新鮮です。


 ただし全体的には完成度の低いところも。スクロールのせいか、狙い通りに自機を動かし敵にぶつけづらく、操作にもどかしさがあります。それと展開が乱数に左右されるため、クリアがなかなか難しいです。本作も昨日の「MINI JUMP」同様の1行プログラムなんですが、編集部ではダメな例として採り上げられていたのでありました。