現在入力中の「アクションゲーム38」には、全部で38本のアクションゲームが収められています。掲載作品はその内容に応じて「思考型」「シューティング」「スクロールゲーム」等のサブジャンルに大別され、それぞれの分類に数本の作品が属しています。
今回はその中の「コントロールゲーム」を一気に6本ご紹介。コントロールゲームとは見慣れない用語ですが、それぞれの作品を鑑みるに、自機の微妙な操作が肝のゲーム、という意味のようです。
作者が解説で打ち明けていることによれば、本作は「題名先行」ゲーム。「藪から棒」という言葉からゲームの内容を思いついた模様です。棒の伸び縮みにはいちおう前触れみたいなものがあるので、落ち着いて操作すれば十分かわせます。面が進むほどウサオの足が重くなって難しくなるのは、次第に疲れてくるから(おい)。見た目も趣旨にもどことなく「クソゲー」っぽさが漂いますが、それとは裏腹にまっとうに遊べる内容です(おい)。
さておき、小惑星をいちいち押してはブラックホールにポイ、またまた押してはポイという地味な作業の繰り返しであるため、ゲームはチマチマした印象です。お邪魔キャラとして移動機雷が迫ってくるようにしたのは、変化を付けるという点で正解でしょう。また、小惑星を固定機雷に押しつけてもミスになるんですが、これでやられることも多いので注意が必要です。ここが微妙な操作を要するコントロールゲームであるゆえんでしょう。
しかしながら、名作「フロッガー」にも通じるゲーム内容は単純明快で小気味よく、なかなかおもしろいです。車が切れる場所と頃合いを見計らい、サッと移動するのがうまく横断するコツ。
面が進むほど車の数が増え、難易度も上がっていきます。説明では「人の動きも心なしか鈍くなってくる」と書かれてますが、プレイヤーの速度を落とす処理はやってないので、それは単なる処理落ちでしょう(おい)。
ブロックを3行4列分隙間なく並べるのに成功するとそこに城壁ができあがり、敵の攻撃を完璧に防いでくれます。しかし城壁ができる前は、敵の砲撃を受けると崩れ、貫通したところからさらに攻撃されるとこちらがやられてしまいます。
ですのでとにかく、崩れたところを優先的に補修しつつ、隙を見ながら城壁を仕上げていくのが攻略の基本。しかしキャラが小さい上、ブロックは横に押せないので、補修したい場所をきちんと見定めてから押し始めないと、狙った場所にブロックが運べない―すなわち時間のロス=敵に隙を与えることになってしまいます。
はじめのうちは、チマチマしてストレスがたまるばかりです。ところがコツがつかめてくると、敵の猛攻がしのげるようになり、城壁を並べられるようになってきます。難しいと文句を言いつつも、やられると悔しくてついついまた遊んでしまうという、ニクいゲームです。
ハエの動きは非常に速いので、押しすぎると行き過ぎて壁にぶつかって自滅、ということがよくあります。うまく渡るコツは、落ち着いて操作すること。こちらもコツをつかまないうちはコロコロやられるのでクソゲー*1だと文句を言いたくなるのですが、やはり悔しいのとテンポが良いので、つい何度もトライしてしまいました。
「コントロールゲーム」はそのとおり、いずれも確実な操作が求められるゲームです。これで「アクションゲーム38」も25本目。全体の約3分の2を打ち込んだといったところでしょうか。
*1:ところで自機のハエは列の向こうにある犬のフンを狙っているという設定です。