というわけで本日もプログラムネタ。Mファン90年5月号より「ウニウニ」と「Q-BAN」です。
「ウニウニ」は「バルーンファイト」を多大に意識しただろう対戦アクションゲームです。
風船を2個取り付けたウニが2匹宙に浮かんでいます。相手の風船を割って撃墜してやりましょう。
ウニですから本体で風船に体当たりすると割れます。その要領で相手の風船を狙いますが、相手が自分の風船に当たれば当然自分の風船が割れます。ぶつかるときは自分も割られるリスクがあるわけですな。細心の注意を払いつつ、大胆に当たりに行きましょう。当たり方が弱いと割れないのもくせ者です。
操作には慣性が付きます。ボタンを押しすぎるとコントロールが効かなくなって自滅することもしばしば。このゲームの場合は、この慣性が浮遊感をよく出しています。
「Q-BAN」は一風変わった対戦ゲームです。画面中央にトイレ掃除用吸引カップみたいな物体が並んでいます。互いに持ち手の棒ではたき合い、相手の棒を倒しましょう。編集部がこれを「指相撲のようなゲーム」と形容しているのは言い得て妙です。やられた棒は吸盤から外れ、回転しながら下へ落っこちてしまいます。豊富なスプライトパターンのおかげで、動きが非常にスムーズです。
棒の動きにはクセがあります。左右ボタンを押すと傾けられますが、一度押すと反対側のボタンを押すまで止まりません。傾きすぎると自滅するので、調子に乗るのは禁物です。
やはり例によってどちらも対戦ゲームのため、十分に遊べてませんが(おい)、クセのある操作を肝とするのはどちらも同じ。どちらも操作の「ままならなさ」をよく活かしているとおもいます。