ひさびさにカスタム74のペン先を洗浄しました。そのついで、かつて経験したことを少々。
万年筆を洗うときは、まずペン先をコンバーターごと胴軸から外し、てきとうな器の中で水を取り替えながら水を出し入れし、インクを吐かせます。その後水に漬けたまま一昼夜ばかりおいてから水気を拭き取り、インクを吸わせてから胴軸に戻せばおしまいですが、やがて使っていると軸から異臭がするようになりました。
おかしいなと調べてみたら何のことはない、コンバーターの隙間に残っていた水分が密閉された軸の中で腐り、変な臭いを放つようになっていたのでした。
その後外茶用に使っている保温マグも使うたびに洗ってフタをして保管していたのですが、同じように変な臭いがするようになったことがありました。万年筆の経験から、中に残った水分が密閉されたところで腐るのが原因だろうと睨み、フタを開けて保管するようになったら、臭いは無事解消しました。
組む前に、干して水気を飛ばすという行程を忘れてはいけません(泣)。