何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

大散財と十部一峠




昨日うちのパジェロミニのマフラーが脱落していることが発覚し、
急遽修理する羽目になりました(泣)。
マフラーは去年も交換してるんですが、今度は別のところがサビでもげやがる始末。
ともあれ車屋さんのおかげで当日中に修理が終わり、
今日はその様子見がてら、肘折経由で十部一峠を走ってきたのでした。





春先の県道土砂崩れ被害を受け、現在肘折では新道建設の真っ最中。
新しい道はループ橋で温泉街に下る設計で、現場近くには柱になる予定の
大きな鉄パイプが何十本も積み上げられています。
国道から直接温泉街に行くには、温泉街入口で車を降り、
歩行者向けの仮設階段を下りていくことになるのですが、
それとは別に温泉街と地蔵倉を結ぶ遊歩道があることを思い出し、
今日はそちらを歩いてみました。これが大当たり。
草むらや林を縫う感じのいい小径で、「こんな道が肘折にあったのかー!」と、
ささやかなトレッキングを楽しんだのでありました。
寿屋さんで天そばの昼食にし、温泉街をぶらついた後再び国道へ。
峠はそろそろ紅葉の季節ですが、時期が早いのか今年はまだ色づき始めたばかりです。





国道458号線のトレードマークともいえる未舗装区間にさしかかり、
夏に来たときとちょっと様子が違うことに気付きます。
路面が小砂利や粒の粗いアスファルトみたいなものでやけに締まっています。
もしや簡易舗装されたのか。ただしその割にはやけに路面が荒れていて、
ところどころには穴ぼこができているところもちらほらと。
この夏の間に舗装したとは思えないような状態ではありましたが、
舗装化が進みつつあることは、国道458号線愛好家として非常なショックでした。





峠に近づくにつれ紅葉は進んでいましたが、まだ燃えるようなという状態ではありません。
見頃までいましばらく待たなければならないようです。
そのかわり今日は天気に恵まれ、月山をはっきりと拝むことができました。
永松展望地から月山を眺めると、上の方はだいぶ色づいています。
やがてそれがこちらの方に近づいてくるのでしょう。
去年の今頃、ここで永松出身者の方々の芋煮会に飛び入り参加したことが思い出されます。
できればまた永松鉱山跡を見に行きたかったのですが、
鉱山に至る永松林道はまだ封鎖されており、今年は叶わないようです。





帰りは変わった道を通っていこうぜと、幸生から田代・白岩方面に抜けます。
山間の田んぼにさしかかったところで、道端で「庚申水」なる湧き水を見つけます。
葉山を水源とする水で、隣に庚申塔があるからこの名前があるようです。
さっそく飲んでみたのですがその直後
「法に定められた処理をしていません。そのまま飲むのはおやめください。」
みたいな但し書きがあるのを発見し「もう遅い!」と苦笑します。
その後腹が痛くなったりしてないので多分大丈夫なのでしょう。
冬季閉鎖までもうすこし。もう一回ぐらい十部一峠に走りに行きたいものです。