先日駿河屋さんより、久々にMSXゲームを購入しました。買ったのはカシオ「スキーコマンド」。その昔カシオがMSXを出していたことや、ソフトを販売していたことはMSXユーザーの間でよく知られていることですが、「スキーコマンド」はカシオゲーム初期の名作として認識されてます。その昔なんとなく遊んだ覚えはあるんですが、今頃になってまた遊びたくなって購入に踏み切ったという次第。その昔地元の電気屋さん(!)で売ってたときに買えばよかったぜ(泣)
内容はご覧のとおりの疑似3DアクションSTGです*1。MSX界では「夢大陸」「ヴァクソル」と並ぶ三大3Dアクションの一角(大嘘)。
プレイヤーは何かの工作員。スキーで滑走して木やコブといった障害物を避けつつ、画面奥から迫り来る敵兵を銃で狙撃していきます。
その昔のログインの紹介記事によれば、007にこんなシーンがあったそうで、それが元になってるんじゃないかということ。3Dの表示がなかなかよくできてます。
一定距離を滑走すれば面クリア。今度は敵基地破壊シーンに変わります。3Dから「プーヤン」みたいな画面に切り替わり、
パラシュートで降下しながら敵基地の砲台を狙い撃ち。まぁ、いわゆるボーナス面です。ここのアニメーションがユーモラスで、なかなかいい味出してます。
てかむしろこのゲーム、妙に緊張感がなくて、へっぽこアクション映画というかアダム・ウェストの「バットマン」みたいな光景が思い浮かばれるのでした*2。
2面になると今度はヘリコプターが出現し、上空からザコ敵をばらまいてきます。ヘリコプターはジャンプしながら発砲すれば撃墜できるんですが、小火器でヘリなんか撃墜できんのかそもそも生身でどれだけ跳んでんだというツッコミはこの際野暮というもんでしょう(おい)。
このジャンプアクション、実はザコ敵の回避にも使えるんですが、使いすぎると逆に回避が追っつかなくなるので、使いすぎは禁物です。
カッコイイボスキャラや個性的なザコ、パワーアップの類はなし。当時らしい淡々としたSTGですが、妙に引き込まれる魅力があって、ズルズルと遊んでしまう佳作です。
オリンピック競技のバイアスロンはスキーコマンドと呼ぶべきだろ荒井でした。