何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

おとそ作った

 小さい頃から名前は知っているのに飲んだことがない。というわけで正月早々、おとそというものを作って飲んでみました。
 いちおう説明すると、おとそこと「屠蘇」とは薬膳酒です。屠蘇散なるものを清酒やみりんに浸けて作る…ということを荒井が知ったのは、四十を超えてから(おい)。


 屠蘇散とは、いくつかの薬草をブレンドした、生薬の粉末です。年末になるとドラッグストア等に品揃えされます。荒井は去年の暮れに、東根のウェルシアで入手。鏡餅とか注連飾りとか、正月用品と一緒に並べてありました。中身はティーバッグ状になっていて、開けたら酒に浸すだけ。荒井が買ったやつは包装の開け方が特殊で、一つバッグを破ってしまいました(泣)。
 浸すのは1合につき一袋。みりんの量は30~50ml。時間は数時間ほど。大晦日の夜に仕込めば、元旦に飲めるという次第です。
 味は薬っぽくなった日本酒というかんじ(おい)。つけ置き直後は味にまだ角があります。朝に屠蘇散のバッグを取り出してからさらに数時間おくと、味がなじんでおいしくなりました。
 ベースが日本酒なので、飲むとそれなりに酔います。飲み方によっては、薬酒なのに悪酔いするので注意です(おい)。


 歳を取ると、なかなか新しいものに手を出さなくなります。気づけば荒井もそろそろ50です。歳を取っても知的好奇心は失わないようにしたいなぁと新年の抱負を述べたところで本日のネタは終わります。


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