何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「ファイター」

なぜ人は傷つけ合うの(おい)

 ベーマガの次はポプコムのプログラムが入力したくなったぜということで本日はポプコム86年4月号より「ファイター」のご紹介。
 フル画面横スクロールの簡易STGです。宇宙戦闘機ファイターを操縦し、スプートニク1号人工衛星を撃墜しましょう。障害物にぶつかるとミス。5ミスでゲームオーバーです。
 スプートニクは多種多様な障害物に紛れて画面右から流れてきます。しかしインストで「これがスプートニクですよ」と図示されているわけではないので、どれがスプートニクなのかわかりません。てかどれも珪藻の集合にしか見えません(おい)。まずは流れてくる物体の中から、スプートニクを探し当てるところからゲームは始まります(おい)。

自機の前の足の生えた球体がスプートニクです

 さておき、スプートニクがわかったところで、ようやく土俵に上がれます。障害物は大量に流れてきます。さらにどんどん数が増えていきます。こいつらをかいくぐり、スプートニクを撃墜しなければなりません。ただ「安全装置」によって、弾は障害物をスルーする仕様です。標的とY座標さえ合っていれば撃ち墜とすのは難しくありません。
 時間が経つと数が増えた障害物が壁をなし、まるで迷路ゲームのようになります。そしてしまいには障害物で行き場がなくなってやられる、というパターンが多いでしょう。最大の敵はスプートニクではなく、この障害物です。

ちょっと進めたところ。もうこんなに障害物が増えた。

 スクロールにはマシン語を使用しているものの、基本BASICのゲームなのでスピードは遅めです。ガチのSTGというよりも、まさに昔自作ゲームでよく見かけたタイプの素朴なスクロールゲームといった風情ながら、難易度低めで遊びやすく、不思議と悪くない手触りがあります。それとBGMまで付いてます。BGMはなぜか「風の谷のナウシカ*1。ゲームの雰囲気に合ってるかどうかはさておき、BGMがあると、にぎやかでやはりよいです。リズムが調子外れなのはご愛敬(おい)。

ゲームオーバー。デブリ問題は深刻だな(違)

 ちなみにコメントによると、作者さんのハイスコアは21100点。荒井は初見で20900点獲得しました…果たして高いのか低いのか。

*1:安田成美さんが歌ってたアレです。