というわけで11月3日の恒例行事、寒河江の業務用加工食品会社・日東ベストさんの総合文化祭に行ってきました。同社の高級冷食が格安で買えたり食べられるということで西村山界隈ではよく知られた同イベント、ここ2年は疫病のため開催が見送られていました。それがウィズコロナということか、今年は3年ぶりに開催されることとなりました。山形工場の火事は心配したぜ。
荒井は中止前最後となった2019年に行けなかったため、かれこれ4年ぶり。再開されるというのなら当然見に行ったのでありました。
例によって会場から離れたところの駐車場に車を置いて、そこからシャトルバスで寒河江の本社に向かいます。到着は10時前。本社前にはすでにお目当ての品を抱えて会場を出てきた来場者の姿も見かけます。感染症対策として、来場者はもれなく体温チェックと手指の除菌後、バスに乗り込みます。
今回は新型感染症の流行が落ち着いていないからか、人気の有料試食や食堂もみじ亭といった飲食企画はなし。茶席や料理教室といった長時間の対面をともなう企画もありません。
有料試食と並んで大人気の物販は、品数を絞っているようでした。そのためか来客数も落ち着いているかんじです。コンビーフとかリニューアルされたクレープとか買いたかったんだけど売ってなかったぜ(泣)
しかし荒井のお目当ては試食や物販だけではありません。文化展示がなかなかおもしろいのです。今年の食文化展は「かたさ調整食の世界」。同社が力を入れている介護食品に関する展示でした。
日東ベストさんの介護食品は、食べてみるとなかなか驚きます。見た目ふつうに調理した肉や魚と大きく変わりないのに非常に柔らかかったり、ムースみたいな見た目と食感なのに味は一緒と、健康な人間でもちょっと試してみたくなるものが揃ってます。日東ベストさんにはぜひとも「喉につっかえて死なない餅」を開発していただきたいものです(おい)。
作品展では、書画や写真、生け花、手芸・工芸作品等々、社員の方々がこしらえた作品が見られます。定番の作品が並ぶ中、何か変わったものがぽっと展示されてたりするので、毎回目が離せません。今回特にインパクトがあったのは、壊れたトンカチを再生したゴルフ用パターと社長自ら描いたコンビーフの絵。だから作品展は毎回楽しみにしてしまうのです。
規模を縮小してのものではあったものの、3年ぶりに再開されたことが何よりうれしい限りです。久々に見に行けたので大いに満足。来年は有料試食や対面コーナーも復活して、以前同様賑やかに開催されることを願ってやみません。