何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

日東ベスト総合文化祭に行ってきた2015




 というわけで今日のネタはきのうの続き、寒河江の業務用食品会社・日東ベストさんで開かれた総合文化祭に行ってきたというお話です。毎年11月3日・文化の日に開かれるので、わかりやすくて良いですな。
 目玉はなんといっても同社の製品の即売会と、ソーセージやメンチカツなど業務用の製品を提供する有料試食コーナー。業務用の高品質な加工食品が格安で買えたり食べられたりするので、毎年大人気、数多くの見物客でにぎわいます。
 今年は開会直前、開幕セレモニーの最中に到着したのですが、駐車場に置いた車にデジカメを忘れてしまい、慌てて取りに戻る羽目になりました(泣)。TAKAさんすまん。






 まずは即売会を覗くと、案の定どこも黒山の人だかりです。人気なのはチーズクレープやタルトといった給食用チルドデザートにコンビーフ缶詰、冷凍ソーセージ等々。売り場は人垣に囲まれ商品に近づくこともままならず、福袋コーナーは長蛇の列。売り子さんも大量の買い物客をさばくので大変そうです。
 コンビーフは1缶100円。缶入りウィンナーは50円。あまりに安いので、ひとりで大量に買い込むというのはあたりまえの光景です。一緒に行った友人TAKAさんも20缶ほど買い込んで「これで1年は保つな!息子にねだられても大丈夫!」とご満悦でした。
 荒井はコンビーフは去年買ったのがまだ残ってるので、缶入りウィンナー6缶とレトルトカレー仕入れるにとどめときました(おい)。缶入りウィンナー去年売ってなかったから、今年は買えて良かったぜ。









 買い物を済ましたら次は奥の有料試食コーナーへ。県内各工場ごとにブースが設けられ、作っている製品をその場で調理して食べさせてくれます。ここもふだんより格安でたくさん食べられるので大人気。一番人気はなんといっても看板商品のソーセージ。ハンバーグやソフトステーキといった加工食品、メンチやカツといった揚げ物なども盛況です。芋の子汁のブースには「イモコ・デラックス」なんて看板が掲げられてましたが、権利関係は大丈夫だったのでしょうか(笑)。
 さておき、荒井もここでソーセージ盛り合わせと特大ハンバーグ、焼きそばにメンチカツを買い集め休憩所へ。まぁとにかく肉、肉、肉! 肉がある喜び! 肉が食える喜び! ひたすら肉を貪り続け、俺の体は製鉄所、胃は溶鉱炉です。うおォン(おい)。
 米が欲しくなるところですがそんなものはないので、冷凍ケーキの試食に走ります。ごはんがなければケーキを食べればいいじゃない(おいおい)。冷凍ながらさすが高級冷食、下手な市販のケーキより美味いです。
 食堂コーナー「もみじ亭」のメニューは、今年は牛丼定食と長崎ちゃんぽんの2種類のみでした。寒河江市給食カレーが食いたかったぜ。


 ところで荒井が遅れたおかげで一足先に買い物や試食を済ませていたTAKAさんによれば、会場直後の試食ブースは比較的空いていて、待たずに食べられたとのことでした。総合文化祭はやはり先手必勝です。








 お買い得な即売会や食べものイベントとして楽しむのもよしですが、催しは飽くまで「文化祭」です。なので文化祭らしい展示もされています。研究棟で開かれる食文化展の今年のテーマは「40回記念・ベストの冷食の歴史」。同社の冷食の進化の年表が、実物のかずかずとともに展示されていました。最初の冷凍製品・シロップ漬けのりんごを凍らせたアップルシャーベットは試食付きです。
 荒井の外飯のおとも牛丼の素DXも、実は画期的な商品なのだとか。当初具材は牛肉とタマネギだけだったのに、「こんにゃくが入ってる方が旨い」という声に応えて、冷凍しても穴だらけのスポンジ状にならないこんにゃくを2年かけて開発したのだそうです。何度もお世話になっておきながら、そういや冷凍なのに全然こんにゃくに「す」が入ってないことに、この時ようやく気がついたという始末(おい)。より旨く、見目よく、扱いやすく、手作りらしく、安全に。冷食の進化の歴史を垣間見たのでありました。









 他にも従業員による山野草や手芸品、書や絵や生け花の展示、太鼓や楽器の生演奏、森作りや環境問題対策といった会社が取り組んでいる社会的活動の紹介等々、文化展示もけっこう見応えがありまして、こちらを見て歩くのも毎年のお楽しみ。心配だった天気にもそこそこ恵まれ、今年もすっかり堪能してきたのでありました。毎年11月3日に開催されますので、興味のある方は来年の文化の日に行ってみてくださいませ。