何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「GRAVITATION」

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というわけで今年もよろしくおねがいいたします
 正月だからといって別に浮かれたことをするわけでもありません。新年一発目のネタは、毎度打ち込みプログラムです(おい)。
 というわけで2020年第一弾は「GRAVITATION」。MSXファン89年5月号掲載のパズルゲームです。


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転がる方向を制御して青いボールを合体させよう。赤いボールがイヤらしい。
 Weblioによれば「GRAVITATION」とは英語で「引力・重力」を意味します。本作は重力をフィーチャーしたアクションパズルゲーム。フィールドの重力を変えることで三つのボールを転がし、水色のボール同士を合体させるのが目的です。右に重力をかければ右に、左なら同じく左に、といった具合に、ボールは重力をかけた方向に一斉に転がります。
 フィールド上にはブロックや穴が散らばっています。ボールが一つでも穴にはまったり、フィールドから転げ落ちたらワンミス。その上赤いボールと水色のボールが合体してもアウトです。ボールをブロックにうまく引っかけながら転がし、クリアを目指します。


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 これだけでも十分パズルゲームとして成立しているのですが、本作はさらにアクションゲームの味付けがされてあります。操作はリアルタイムで、途中で重力の方向を変えない限り、ボールは同じ方向に転がり続けます。途中で止めるということができません。それに時間制限もあるので、ぼやぼやしていたらタイムアウトでまたミスです。考えながらタイミングを見計らって操作しなければならないため、非常に頭がこんがらがります。まだ自力で全クリしてないよ!(泣)


 時間制限を取っ払ったり、リトライし放題にすれば遊びやすくなります。ただしそうするとアクションとしての面白さはなくなってしまいますので、アクションパズルとしてはこれが正解なのでしょう。キー反応が少々鈍いのは気になりますが、そのかわり開始時にゲームスピードが選べるのはうれしい心遣いです。ログインの名作「うにょん」に通じる巧みなアクションパズルです。


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「うにょん」。回転表示がスゴいんだぜ。