何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「孤独の極致」

f:id:fukenko:20200828083917p:plain


 本日もMSXプログラムネタ。今回はMファン89年7月号から「孤独の極致」です。
 ひとことで言えばMファンでよく見かけたタイプのMSX2用アクションゲームです。ドットこと自機を操り、ピープホール表示されるフィールド内のどこかにあるゴールにたどり着くのが目的です。ピープホール表示にはMSX2のページング機能を使用。可もなく不可もなく、まずまず遊べる内容です。

f:id:fukenko:20200828084008p:plain
「ゲームオー」バーでゲーム終了。一目で他と違いが分かる親切仕様。

 マップはサイドビューで表示されます。重力が働いているため、何もしないと自機は落下します。地面に落ちてしまうとゲームオーバー。フィールド上には「バー」こと止まり木が点在しているので、これを跳び移りながらゴールを目指します。ちなみに各面3分という時間制限あり。この時間内にゴールにたどり着けなくてもゲームオーバーです。
 この「バー」の中には、乗った瞬間にゲームオーバーとなる「ハズレ」が存在します。その名も「ゲームオー」。たぶんこの作品は7割方、このダジャレで採用を決めたにちがいありません(おい)。

f:id:fukenko:20200828084405p:plain
赤いバーがゴールです

 とはいうものの、面が進むと「ゲームオー」が増えるとか、疑似乱数で面パターンを保持しているところなど、目新しさこそないものの作りに案外抜かりはなく、こんなところも評価されたにちがいありません。