何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

葉山に登ってきたふたたび

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 朝起きるとうちから月山がきれいに見えたので、もっときれいに見える場所に行きたくなって、葉山に登ってきました。


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 今回登ったのは、山の内コースです。村山市山の内地区にある「おんどりそば」のところから林道をさかのぼっていったところから登っていきます。以前下見に来たときは日曜だったためか、駐車場はやたら車で混んでいて、平日に来ようとか言ってましたが、結局土曜日に登りに来たという(おい)。もっとも、今日は車は少なめで、ゆうゆうと単車を停めることができました。


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 朝9時に出発。登山口そばの、「乙女の渓流」というわりにやたら漢らしい沢を渡ると、ほどなく急な登りが始まります。山の内コースの前半は痩せ尾根の急登です。急ながら大部分がブナ林の中を通っているため、まぶしい新緑を楽しみながらの道中です。
 ふもとはもう初夏の陽気が続いているにもかかわらず、山の上はまだ春が残っているようです。ところどころ雪もありましたし、まだカタクリが咲いていたりします。途中首尾良く見つけた食べ頃の笹竹とコシアブラは、荒井の昼餉となりました。


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 難所烏帽子岩をきりぬけ稜線上に出れば、ルートは後半です。天気のおかげでガスもなく、山頂に連なる馬蹄状の稜線や村山・新庄の盆地は見放題、鳥海山こそ雲がかかっていましたが、庄内平野さえ見えました。きつい登りも報われる思いです。月山も案の定、目の前にくっきりはっきり見えます。葉山の大きな魅力は、この抜群の展望です。


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 山頂に近づくと、登山道が残雪に隠れている場所もちらほらと現れます。雪解け水のおかげか、ぬかるんで歩きづらい区間も続きます。そんなこんなで山頂に着いたのが12時半。その後葉山神社奥の院にとって返し、買い置きのアルファ米ピラフとさっきの山菜でお昼、その後来た道を戻って、ちょうど16時に登山口に戻ってきました。


 今回の反省は、水が不足気味でバテそうになったこと。昼食分含めて1.5リットルほど持ってきましたが、消費ペースが速く、十分ではありませんでした。けっこう汗をかいたようで、登りで烏帽子岩に着く頃には、ザックに染みた汗が乾いて塩を吹いているという始末。行動食の塩ようかんや調味用の塩にはだいぶ助けられました。