何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

火打岳に登ってきたみたび

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火打新道から眺める火打岳山頂の図

GR III。PhotoShop Elementsで縮小


 というわけで熊野山に引き続き、新庄の火打岳に登ってきました。
 火打岳は展望絶佳の山との評判で、これまで2ほど登ってはいるのですが、なぜか曇ったりガスったりで、展望に恵まれた試しがありません(泣)。というわけで天気がいい時に登りに行きたいと機会をうかがっていたところ、晴れそうだという天気予報をアテにして、こないだ決行となった次第です。

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急登が続く火打新道。新緑はなかなかのものでした。

 今回はまた火打新道のコースを登ります。山頂までの所要時間の短さと、前回があまりに何にも見えなかった腹いせゆえ(おい)。例によって吊り橋で土内川を渡り、ひいこら言って150mの急登を登り、その後も続く急登をゼイゼイ言いながら登り切り、3時間ほどかけて山頂までたどり着いたのでありました。

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八合目から九合目に至る稜線にて。月山も葉山も雲の中!

 にもかかわらず空模様はすっきりしない夏晴れで、空気が淀んで遠くが見通せません。月山鳥海山はおろか、葉山や与蔵峠もさっぱり見えないという有様(泣)。晴れているのに見通しが利かない夏の晴れ空は嫌いです(号泣)。*1


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山頂からの展望。北に小又山と神室山、南に大尺山と八森山。
火打岳は神室連峰のまんなかにある。

 そのかわりといってはなんですが、神室連峰や向町方面の眺めには恵まれました。八合目あたりからは神室山や天狗森、小又山といった北神室連峰の山々がくっきりと見えます。双眼鏡を使ったら神室山山小屋も見えました。九合目まで来ると山頂が大きく目の前に迫り、大尺山から見る姿とはまた違った迫力があります。
 ふもとの新庄の展望はそれなり。でも山頂からぜひ見てみたかった塩野原基線は拝めました。
 荒井にとって火打岳は一等三角点の山でもあります。今回ももちろん三角点の画像をデジカメに収めてきました。標石に「基本」という文字も刻まれていたことを3回目の登頂にして初めて知りました。

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山頂から見る塩野原基線付近と一等三角点標石の刻字。
火打岳は極点好きには堪えられない山でもある。

 前回よりははるかにマシでしたが、展望が評判の山だけにやはりもっと欲張りたくなってしまいます。天気がよい時を狙ってまた登りに行こうと再訪を企んでいますが、とりあえずその前に今度こそ小又山に登ってみたいとおもいます(おい)。


コースタイムは以下のとおり。


8:14/火打新道登山口-8:18/吐出沢-8:20/一合目-8:23/一の坂-8:53/二合目-9:03/二.五合目-9:15/二の坂-9:36-9:52/五合目(休憩)-9:56/三の坂-10:36/八合目・西火打岳-10:46/九合目-11:06-12:30/山頂(昼休憩)-12:46/九合目-12:57/八合目・西火打岳-13:13/三の坂-13:25-13:33/五合目(小休止)-13:45/二の坂-14:02/二.五合目-14:14/二合目-14:20/一の坂-14:46/一合目-14:47/吐出沢-14:51/火打新道登山口

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昼餉。FLIG no Solo Meshiパエリヤ風炊き込みご飯。
途中みつけたコシアブラをあしらいに

*1:帰り道を下ってる途中でようやく鳥海山が見えてきました。どうしてもっと早く出てきてくれないの!(泣)