何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

年度末大散財

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 そういうわけでメチールを買ってきた目的はコレです。春になったら導入するぞと決めていたアルコールストーブをとうとう入手しました。
 アルコールストーブは火力の弱さや火加減の難しさ、燃焼持続時間等々の面で、現在主流のガスストーブより分が悪いと見なされています。一方シンプルな構造ならではの堅牢さや信頼性、さらに小型軽量で音も静かという、無視できない利点があります。細かい火力調節を必要としない用途ならこれで十分ということで愛用者は多く、近年の「ウルトラライト」の観点からも、注目されている感があります。カップ麺やフリーズドライ食品等、山でお湯しか沸かさない場合、ドラゴンフライでは大げさすぎると感じたのが、荒井が導入を決めた理由でした。


 買ったのはガレージアウトドア用品メーカー・RiverSideRamblerさんのRSRストーブ 2nd。当初は定番のトランギアにしようかと思っていたんですが、いろいろ調べるうち、こちらの評判がなかなか良く、興味が湧いたのでコレにしたという次第です。
 ガレージメーカーゆえ量産体制が整っていないらしく、現在はweb予約通販のみの受付です。RSRさんのサイトで予約を入れると、品物の準備ができ次第購入案内が届くのですが、荒井が申し込んだのが1月末で、案内メールが届いたのが今月の頭。実に一月待ちでした。まぁ、5月まで届けばいいやと思っていましたので、わりと速かったという印象です。入金後の発送は迅速でした。


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 品物は緩衝材とともに段ボールの小箱に収められた上、宅急便で届きました。今回購入したのはストーブ本体の他、組み立て式五徳、消火用フタ、弱火用リング、100ml燃料ボトル、風防のフルセット。大きさは500mlのクッカーに上の全装備がすっかり収まります。さすがウルトラライトが身上のアルストだけのことはありますな。
 ソフトケースの類いは全くなく、必要ならば自分で用意しなければなりません。なので収納をどうするか考えているところ。


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 燃料もあるしさっそく試運転と行きたいところなんですが、外に持ち出す前にまず使い方をよく勉強しておくのは山道具のお約束。外でスムーズに組み立てられるよう、机の上で組んだりばらしたりをくり返します。五徳の組み立てや風防のセットにコツが要りまして、慣れないうちは組むのに手こずりました。
 このストーブ、噂どおり、アルミ合金削り出しのシンプルなボディが非常にカッコいいです。この手の道具においてカッコよさは重要な性能です(おい)。目下組んだのを眺めてはニヤニヤしているという有様ですが、こういう道具はもちろん使ってこそのもの。近々外に持ち出して、お湯を沸かしてみようと思ってます。慣れてきたら米炊きにも挑戦してみましょうかね。