何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

続・アルストで米を炊く

 先日メスティンを導入して以来、アルコールストーブでの米炊きに挑戦しています。それなりにうまく炊けるものの、問題は日によって燃料の消費量が変わること。1回目の挑戦では60ccでしたが、おととい試したときはそれでさえ間に合わず、90cc必要でした。果たしてストーブが原因なのか、それ以外なのか。
 当然ながら外飯とは外で米を炊いて食うことですから、かなり天気の影響を受けます。特に結果を左右するのは風です。風が強くなるほど効率は落ちます。そこで検証すべく、きのう家の台所でアルスト炊飯を試してみました。
 使った道具はいつものRSRストーブに赤メスティン。ストーブには弱火リングを取り付けていますが、風がない場所なので風防は使いません。分量は米一合で、水加減はメスティンのリベット半分ほど。米は一時間ほど吸水させます。気温は27~28℃。外より若干低いくらいです。


 外に比べて、燃費の良さは桁違いでした。弱火リングをかぶせた状態で、30ccの燃料が20分ほど保ちます。メーカー公表のスペックに近い数値ですので、ストーブに問題はなさそうです。やはり風が原因だったようです。
 アルストで米を炊くときは、最初から最後まで弱火で長時間です。吹きこぼれが落ち着いてしばらく、パチパチと音が聞こえてきたら炊きあがり。吹きこぼれるまでが5、6分で、パチパチいいはじめるのが15分位でしょうか*1。立ち上がりは強火の方がよいのでしょうが、これでも十分うまく食べられる米が炊けます。きのう試したときは30ccの燃料が燃え尽きるまで火にかけてましたが、焦げつきもなくうまい具合に炊けました。


 原因が本体ではなく風だったことが判明して安心したのはもちろん、条件さえそろえばアルストでも安定して米が炊けることがわかったことも大きな収穫でした。火にかけたらあとは燃料が尽きるまで放っとくだけで炊けるわけですから、ある意味ガス・ガソリンストーブ以上に手軽です。

*1:蒸らし時間は除く