いつもどおり何の前触れもなくMSXプログラムネタ。本日はポプコム85年4月号より「キャリー」です。
有り体に申し上げて「パックマン」風アクションゲームです。しかしドットイートではありません。
主人公キャリー君を操り、迷路内に散らばるフルーツを、フルーツゾーンことゴールに運びましょう。全て運び込めば面クリアです。しかし迷路にはモンスターがいます。ぶつかると当然ミスです。うまく逃げ回りながら、フルーツを運ばなければなりません。食べるのではなく、ゴールに放り込むというのが「パックマン」との大きな違いです。当時人気の「倉庫番」の要素でも採り入れたんでしょうかね(おい)
しかしゲームとしてはそれだけです。面のパターンは一つだけ。クリアすると敵の動きが速くなりますが、それ以外の変化はありません。単調なので飽きは早いです(おい)。「パックマン」のような攻守が逆転するフィーチャーもありません。
ゲームとしてはもうひとふた味欲しいところですが、立体的に描かれたマップグラフィックはなかなか見映えがします。せっかくのマップですので、この立体感を活かした仕掛けを見てみたかったような気もします。