何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

大平山に登ってきた

2年前の無念を晴らしに来た

 というわけで大平山に登ってきました。大平山は尾花沢市の奥地・細野地区にある里山です。というか御堂森の隣。以前登頂を試みたことがありましたが、そのときは残雪で道がわからなくなっており、早々に撤退を余儀なくされています。
 以来、再来の機会を狙っていましたが、いつの間にやら2年が過ぎていたという(汗)。ともあれ今ならもう雪もないだろうからと、この時期の再挑戦となったのでありました。

続くロープ場。前半には4つほどある

 御堂森に至る道から分岐して、しばらく林道を上っていったところが登山口です。目印は黄色いポスト。御堂森でも見たやつです。
 6月も中旬になれば、さすがに雪はありません。道は至って明瞭。迷うこともありません。ただし非常に急です。前半部分はほぼ急登。急で長いロープ場が立て続けに現れます。これは帰りが大変だなと高度を上げていくと、やがて眺めの良いところが現れます。ここが通称見晴台。ブナの森の切れ間から、先だって通ってきた細野の集落と、葉山を真ん前に望めます。

見晴台からの展望。葉山は雲が多めだ

 後半はブナの森です。勾配は少しだけ緩やかになります。この森を抜けたところが頂上です。標高は813.6m。山頂はそこのところだけが刈り払われ、展望がひらけます。こちらからは村山市の眺めが良いです。左手には御堂森、目の前には甑岳が大きく望めます。その奥には船形連峰の山々が見え隠れし、船をひっくり返したような御所山の姿も見えました。

山頂の図。甑岳が目の前に迫る。

 登山道自体は非常に手入れが行き届いています。地元細野地区では、御堂森と併せて年に何度か登山イベントが開かれているようです。おもえば「やまがた百名山」を2座も一つの集落に抱えている例は、他にあまりないような気がします。細野地区の皆さんの維持努力に頭が下がるおもいがしました。





 いちおうコースタイム。御堂森より短時間で登ってこられましたが、概して急登が続くので、こちらの方が難しいとおもいます。そして何より、登山口に至る林道の方がハードだったという(おい)*1


11:07/登山口-11:10/山林分岐-11:35-37/見晴台-11:50-12:09/山頂-12:18/見晴台-12:37/山林分岐-12:39/登山口

*1:軽トラでも十分登れるんですが、デコボコでガタガタ揺さぶられるのがイヤで、今回はDJEBELで行ったんだい。