何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

零余子飯食った

ちゃんと食べられるムカゴでした

 この春から、山で拾ったヤマイモのムカゴを家で栽培していることは、以前ここでネタにしたとおりです。ムカゴはその後順調に育ち、夏が終わってまた立派なムカゴを付けましたので、いくつか収穫してムカゴ飯にしてみました。実際は台風が来るというので、風で落ちそうなデカいのだけ先にいくつか収穫したというとこなんですけど。

おともはフリーズドライのナスの味噌汁

 台風一過直後、材料と外飯道具一式を携え、てきとうな外飯スポットへ移動。材料は家で下ごしらえしておいたので、メスティンにぶち込んで炊くばかりです。失敗すると悲しいので、いつもより火加減に気を遣いました。台風直後でまだ風の影響もあったので、ドラゴンフライの風防まで持ち出してます。





 念入りに炊いた結果、仕上がりは上々。ムカゴがゴロゴロ入って我ながらなかなか旨そうにできました。しっかりと火の通ったムカゴはほっくりとした食感で、栗ご飯や芋ご飯とも違う旨さです。味付けは酒・醤油・みりん。醤油のかわりに塩と出汁で炊いてももっと旨そうです。
 春からムカゴを栽培して、果たしてちゃんと実るのか、そもそも種ムカゴを拾ったときに食べられるか確認してなかったので、もしやオニドコロ*1ニガカシュウだったらどうしようと冷や冷やしながら栽培した結果、蔓の形状でヤマノイモらしいことが判明し、植えた数以上のムカゴを収穫することができました。某所の山中でムカゴを拾ったとき、すぐ食べようとおもわず「植えて殖やそう」とおもった俺グッジョブ(おい)。
 山形でもムカゴは意外となじみがない食材です。食べたくても店で出回っているところはほとんど見かけません。山中でムカゴを探して採集しようとすると、けっこう骨が折れます。自分でムカゴを植えて育てるのは、なかなかよい方法かもしれません。
 蔓には小さなムカゴがまだたくさん付いています。こちらはもっと大きくなってから収穫の予定です。ムカゴ飯の次は素揚げも試してみたいもので。


 ついでにレシピは以下のサイトを参考にしてます。


www.nichireifoods.co.jp

*1:オニドコロにムカゴはできません