何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

薬莱山に登ってきた

薬師の湯のあたりから見る薬莱山の図

 というわけで先日、薬莱山(やくらいさん)に登ってきました。薬莱山は宮城県加美町、山形からは鍋越峠で県境を越え、国道347号線を道なりに下っていったところにある山です。標高553mほどの低山ながら、その整った山容ゆえ「加美富士」とも称されます。あのへんを通るときに荒井も度々目にしては、いつか登りたいなと永年おもっていたところ、ようやく登りに行ってきたのでありました。

車道ではなく隣の遊歩道を歩きました(おい)

 取り付きはスキー場のすぐ隣。道路をはさんだすぐ向かいがやくらいガーデンパークの駐車場ですので、アクセスの良さは抜群です。目印は真っ赤な鳥居。そこから山に向かって車道がまっすぐに伸びていますが、それと並行する桜並木の方を歩きます。桜並木は明治100周年を記念して植えられたものだそうです。登山口は桜並木が終わるところ。二の鳥居があって、そこからが本格的な登りとなります。





 本格的な登りとはいうものの、登山道には長い階段が整備され、遊歩道といった雰囲気です。その数実に706段。50段ごとに表示があるので、どこまで進んでいるかも一目瞭然。やる気が続きます。
 しかし山登りにおいてよくあることで、歩幅とピッチが一致しないことが多いため、登山道の階段は意外と歩きづらかったりします。こちらの階段も、その脇にはたいがい別の踏み跡ができてました(おい)。

山頂とその近辺の様子。双眼鏡は視軸がおもいきりズレていた。

 706段を上りきれば、あとはおおむねなだらかな平場です。南峰を通過し、姥神様にあいさつを済ませ、ニコンの観光用双眼鏡のある展望台を過ぎれば、いよいよ標高約553mの山頂です。
 山頂にはちんまりとした神社と三角点があります。その前からは東の展望が広がります。曇り空ながらもそれなりに眺めはあって、牡鹿半島の山並みまで見えました。眼下に広がるのは一面の田んぼ。その所々に島のように町並みが浮かんでいます。向こうに見える大きな街は古川こと大崎市の中心部。右手に見える川は鳴瀬川。この田園地帯が大崎平野です。近年には大崎耕土なる沃野として、世界農業遺産にも指定されました。

山頂からの展望。くもってたがけっこう見通せた

 山頂からは北に下っていきます。こちらは階段のないガチの登山道。とはいえ低い山なので、そんなに距離はありません。下りきると山のふもとを囲む車道に合流するので、そちらをたどってガーデンパークに戻れます。
 薬莱山のふもとにはスキー場の他にも庭園や温泉などがありまして、一大観光地として賑わっています。せっかくだからと日帰り温泉・薬師の湯で長湯し、隣の産直市場併設のお食事処で味噌ラーメンの昼食。低山ゆえ短時間で登ってこられるので、下山後はこんなお楽しみも余裕でこなせるわけです。

薬師の湯と産直お食事処の味噌ラーメン。
十何年ぶりに喰ったけど旨いな。

 登山や観光の他にも自転車やカヌー等々、この界隈では各種アウトドアアクティビティに力を入れていて、様々な活動が楽しめるのだとか。薬莱山はこのあたりの自然のシンボル的存在となっているようです。





 ところで久々に鍋越峠を通ったら、かなり道がよくなっていて驚きました。前の狭隘路の時もおもしろかったんですが、宮城に行く際の通り道としてちょいちょい行ってみてもよいですな。