何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

杢蔵山に登ってきた2021

今回は神室山まで見えました

GR III。PhotoShop Elementsで縮小


 というわけで小又山に続き先日の連休末日の日曜日、今度は杢蔵山に登ってきました。今の時期ならヤマルリトラノオも見頃だろうし、山だったらふもとよりは涼しいだろうし、観光地ほど人もいないだろうというもくろみです。

毎度「心」が「必」に見えてしまう(おい)

 今回は早めに山頂を踏んで、あとはうだうだ涼むことにしました(おい)。登るのは例によっておなじみ一の滝コース。戸前川上流の渓谷に沿って中腹に分け入り、そこから七曲坂・心臓破りの坂の急登を経て杢蔵山荘に至り、主稜線に上がって山頂を目指すルートです。

風衝地からの展望。
鳥海も月山この後すぐに雲まみれになった。

 去年とはうって変わって天気に恵まれ、周囲の山々は見放題。ふもと新庄の街並みもはっきりと見えます。山小屋と山頂の間にある風衝地では、お目当てのヤマルリトラノオが見頃を迎えていました。
 真面目に歩いたおかげで2時間ほどで山頂到着。東側の斜面から吹き上げる風は涼しく、小一時間ほど滞在してから下山開始。山小屋前こと前杢蔵まで戻ってきたところで眺めのいいところに陣取り、ストーブを取り出し昼餉にとりかかります。ここでも一時間弱うだうだとしてから、来た道をたどって下山したのでありました。

ヤマルリトラノオ。新庄まつりのひと月前が見頃と言われる。

 それにしても杢蔵山の歩きやすいこと。火打新道や西ノ又コースに比べたら勾配は緩やかで道もよく、歩いてさほど息が上がりません(本当かよ)。しかも水場も方々にあるので飲み水の補給にも困りません。所要時間も短めながら適度に歩きごたえもあり、山あり谷あり尾根歩きあり、花も風景もそれなりに楽しめれば感じのいい山小屋もあり、山登りの楽しさがコンパクトに詰め込まれています。つくづく杢蔵は好い山です。


 例によってコースタイムです。


8:50/登山口-9:10/不動明王碑-9:25/三の滝-9:37/二俣(松倉沢出合)-9:45/水場-10:00/七曲坂-10:11/心臓破りの坂-10:25/杢蔵山荘-10:31/金杢水-10:53-11:40/山頂-11:47-12:00/ヤマルリトラノオ群生地-12:10/金杢水-12:16-13:35/前杢蔵-13:38/三角山分岐-14:02/水場-14:09/二俣-14:20/三の滝-14:37/不動明王碑-14:40-14:51/一の滝-15:08/登山口

一の滝。暑さを忘れますな。