何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

若木山に登ってきた

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 たまたま近所を通りかかったときに日差しが出ていたので、この機会逃すまじと、若木山(おさなぎやま)に登ってきました。若木山は東根市の真ん中・神町にある低山です。春に登った大森山のひとつ南にありまして、河北町のあたりから眺めますと、南北の町中に大小の小山が並んでいる様がよく見えます。北が大森山で、若木山は南です。
 もろ町中にあるのでアクセスは非常に容易です。ふもとにある神社の裏手が登山口となります。


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 標高は大森山より100mほど低い182.7mで、登り口からの高低差は60mほど。山頂まで遊歩道が整備されているので、お散歩感覚で登れます。ただしさすがに12月にもなっていると身を切る風は冷たく、着の身着のままにベンチコートでは少々寒さを覚えます。十何年前に一度登っているのですぐ登れるということは知っているのですが、やはり低い山でも油断はできません(泣)


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 てっぺんに近づくと、木々の間からふもと神町の街並みがぼちぼち見えてきます。西には山形空港と葉山、東には関山街道方面の果樹園。自衛隊の駐屯地も見えます。神町は歴史ある駐屯地でして、若木山もこの地形ゆえ、かつては陸軍の見張り台なども置かれていたと聞きます。


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 帰りは来た道をたどらず南登山道を下ると、下りきったところで防空壕を見つけます。駐屯地そばだからか、有事に備え太平洋戦争末期に設けられたものです。防空壕はその後神町に来た進駐軍の手に渡り、補強・改修して利用されていたようですが、今は東根市の史跡として保存されています。以前若木山に登った時はここまで来なかったので、見るのは今回が初めてです。


 山のふもとは公園として整備され、至ってこぎれいに手が入れられていました。大森山が蟹沢の山なら、こちらは神町のおらが山といった趣です。


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