ずいぶんおひさしぶりですがやっぱりプログラムは入力しているのです。というわけで今回も「MSX大全集」収録作品から、「移植版道路RUNNER」です。
画面や題名を見てのとおり、疑いもなく「なんちゃってロードランナー」です。「移植版」と銘打ってますが、「ALL ABOUT ベーマガ」さんで調べてみたところ、同名のタイトルはありませんでした。もっとも、「ロードランナー」を真似したり再現を試みた投稿ゲームは数ありましたので、移植元はどの機種かと調べてみても詮ないことかもしれません。
さておきゲームはやはり「なんちゃってロードランナー」。金塊をすっかり集めてハシゴから脱出するのが目的で、追ってくる敵は穴を掘って落としてやります。ただしオリジナルと違い時間が経っても穴が埋まらないため、不用意に掘りまくるとハマります。
正直、「ロードランナー」はMSXにも優れた移植版があるため、あえて入力してまで遊ぶ意義には乏しいとおもいます(おい)。やはりプロのソフトハウスが手がけた移植版に比べると、アマチュアがオールBASICで作った本作は、速度や操作性、見た目等々で見劣りすることは否めません。画面はなぜかPCGではなくスクリーン2のグラフィック命令で描画されてます。もしかすると「ロードランナー」を再現するというよりも、BASICでどれだけ近い物が作れるか、という実験作のような印象を受けました。
ちなみにロードランナー系ゲームには欠かせない面エディット機能搭付きです。