何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

RSRストーブ使ってみた

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 天気が良かったので、先日入手したRSRストーブの試運転をしてきました。アルコールストーブを使うのはこれが初めて。ガソリンストーブとは何かと勝手が違うだろうと予想はしていましたが、思った以上に違ってました。
 一番の違いはなんと言っても音です。燃焼している限り、ガソリンストーブはそれなりに音がするものなんですが、アルストにはそれがありません。実際はかすかに音は出ているのですが、静かなところで耳を澄ましてようやく聴き取れる程度なので、ないに等しいといっていいほど。ふだんドラゴンフライの轟音に慣れているせいか、本当に燃えているのか心配になりました(笑)。


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 ストーブを扱うときは、常に動作状態に気を遣います。アルストは晴天屋外では炎が見えなくなるため、音や焔以外が頼りとなりました。燃料槽を見れば燃料が気化していくのが見えますし、手をかざせば熱さを感じます。それとコッヘルの下の方を見ると、熱しているにもかかわらず、水滴が付いているのが確認できました。アルコールは燃えると二酸化炭素と水に変わるということを、こんなところで思いだしたのでありました。


 点火にはいつものジッポーライターを使いましたが、それだと燃料に火が届きません。こういう場合は本体内側の壁面に少量アルコールを塗って導火線がわりにすると、スムーズに点火できます。
 燃焼時間は25mlで8分ほどと短めでした。長時間加熱が必要なものを作るなら、適当なところで消火して燃料を注ぎ足す作業が必要でしょう。一方湯を沸かすには必要十分で、燃料が切れる直前に1Lクッカー半分ほどのお湯がきっちり沸騰しました。凝った調理は難しそうですが、カップ麺やフリーズドライ食品を食べるためにお湯を沸かすという用途には十分使えそうです。


 アルスト(むしろRSRストーブの性格でしょう)は、予想以上に割り切った潔い熱源だというのが一回使った印象です。使うには慣れとコツが必要そうで、そこに面白さを感じています。


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 ところで今日店開きしたのはこんなとこ。ぼちぼち雪も解けつつあります。