何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

アルストで米を炊く

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 で、十部一峠を越えた後、アルコールストーブでの炊飯をやってみました。
 使った道具はRSRストーブとメスティン小。アルストにはオプションの風防と弱火リングを取り付けています。
 まずはメスティンに米1合、水180ccを入れます。この時点で水位はメスティンのリベット半分程度。そのまま1時間ほど放置して水を吸わせます。前回計量したときはもっと少なかったような気がするのですが、アレはいったい何だったんでしょう(汗)。
 ところがここで問題発生。移動中に水が大量にこぼれてしまい、改めて水を入れなければならなくなりました。単車の振り分けバッグに、水を入れたメスティンを入れて運んではいけません(泣)。


 さいわい吸水は十分な様子だったので、改めて水をリベット半分の位置まで補い、炊飯開始です。アルコールを30ccほどストーブに投入し、弱火リングをかぶせた上で点火。しかる後メスティンを五徳の上に載せます。
 8分ほど経過した頃、くつくつと湯気が出てきましたが、それとほぼ同じくして燃料切れで鎮火。再びアルコールを30ccほど追加して再点火します。その後ほとんど吹きこぼれず、湯気もそれほど出ないまま、約8分して再び燃料切れで鎮火。気温のせいか、弱火にしているにもかかわらず、燃料の消費が早いようです。火にかけていたのは都合16分でした。


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 ちゃんと炊けているのか非常に不安になったので、ここで一度フタを取り、中の様子を見ます。すると水気は飛んでいる様子。念のためひとつまみ食ってみると、やや固めながら芯はありません。これなら大丈夫だろうと判断して、再びフタを閉めてひっくり返して蒸らしに入ります。メスティンは炊いているときはもちろん、蒸らしの最中でもレトルトを温められるので、無駄がなくて良いですな。


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 そして10分後。フタを開けてみると無事炊けていました。底の焦げつきもなくべちゃべちゃでもありません。もっとうまく効率よく炊けるはずですが、初めてでこれくらいならまずまずでしょう。
 気になるのは燃料の消費量です。今回は弱火リングを使いながらも、60ccも必要としました。メーカーの実験によれば20ccで18分ほどもつらしく、30ccで1合の米が炊けるはずなのですが、今回の結果はそれをはるかに下回るものでした。気温のせいなのか、リングの使い方が悪いのか、そこが今後の課題でしょう。


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 その後は国道458号線を山形まで走って、村木沢は出塩の文殊堂へ。見頃を迎えるあじさい参道を歩いてお参りに行くのも、すっかり毎年恒例となりました。