昨日マシン語によるスクロールルーチンを作ったのはこいつのためです。
腕試しということで、P6用のプログラムをMSXに移植してみました。
移植したのはベーマガ88年11月号掲載、末冨悟さん制作の「GOKIVADER」(ゴキベーダー)です。
空から降ってくるゴキブリ型侵略者「ゴキベーダー」を、
秘密兵器ゴキストッパーで阻止するという内容。
シンプルなルール、短く打ちやすいリスト、それでもちろん面白いと
編集部に激賞されたばかりか、その後数々の機種に移植されており、
ベーマガを代表する名作の一つであります*1。
ベーダーが降ってくる位置に対応したボタンをタイミング良く押していくという
そのルールと操作方法は、後の「ビートマニア」の先駆けかとさえ言われています(おい)。
さておき、短くて移植しやすそうだったので、MSXでやってみようと思ったわけですが、
この作品、ゴキブリ降下にマシン語サブルーチンを使ってまして、
そのためMSX用にマシン語による同等の処理をあつらえる羽目になりました。
MSXだったらエスケープシーケンスでごまかすこともできたんでないかと
今さらながら思ったりして。
ついでに移植版のプログラムリストは以下のとおり。
マシン語処理と画面表示周り以外は、あらかたオリジナルと同じです。
ただ降下スピードを弄れるよう、ウェイト処理を追加してます(120行のFORループ)。
420行で定義しているウェイト用変数WTの数値を増やせば遅く、減らせば速くなります。
得点に応じてウェイトを軽くするといった処理を組み込めば、
次第に難易度を上げるといったこともできますが、それは今後の課題ということで。
...今時こんなリスト入力する奴いるのかよ荒井でした。