何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

ここ一月の打ち込みの成果







ここしばらく打ち込みネタがご無沙汰でしたが、何もしていなかったわけではありません。
その間に4本ほどプログラムの入力が完了しました。
入力したのは「脱走〜宇宙編〜」「DEMPAでPANIC II」
「宇宙の郵便屋ゲーム」「FLASH&BALL」。
全部ベーマガプログラムで、気になる物をあれこれ入力していったというわけです。





「脱走」は敵から逃げるだけのシンプルゲーム。
敵キャラのアニメやパターン等がけっこう凝ってまして、
さらにマシン語使用で速度も申し分なし。
ただしのっけから難しいのと、逃げまわるだけだからか、
技術の凄さのわりにいまいち面白さに欠けるかんじ。
何かもうひと味欲しいといった具合です。





「DEMPAでPANIC II」は、ベーマガ編集部の紅一点、
つぐ美さんを主人公にしたアクションゲーム。画面の右端に行けばクリア。
ただし途中に落とし穴やお邪魔キャラ等が待っているのはおやくそく。
この作品には前作があるのですが、敵の動きやステージ数などが見直され、
問題点だった冗長さや理不尽さがなくなり、遊びやすくなってます。





「宇宙の郵便屋ゲーム」は、隕石を破壊しながら
集配ステーションを目指すというシューティングです。
この作品はベーマガのプログラミング講座のサンプル作品として発表されたのですが、
マシン語の速さを示す目的で作ったと、制作者は語っています。
主立った処理はマシン語化されてまして、プレイ感覚は痛快の一言。
シューティングゲームとしてはシンプルすぎるほどシンプルで、
はじめに紹介した「脱走」に似てないこともないのですが、
弾を撃ちまくって敵を撃破できるというだけで、
こんなに面白くなるもんだなと思った次第です。





今日入力し終わったのが、ベーマガ86年4月号、
荒井が最初に買ったベーマガ掲載の「FLASH&BALL」です。
内容は地面に落ちないよう、画面上に点在する台の上を飛び移り、
全ての台を踏んづけていくというもの。
三種類ある台は順に明滅を繰り返し、消えている台に乗っていると落っこちます。
このうかうかしていられないというルールがよくできてまして、
見た目以上にテクニカルで遊べます。
注目すべきは8キャラ単位でしか色が変えられない*1
MSXのPCG機能の弱点を逆手に取り、複数のPCGの色を同時に変え、台を明滅させていること。
雑誌発売当初はスクリーンショットの地味さゆえ注目してませんでしたが、
今さらながら遊んでみると、想像以上の出来の良さに唸ってしまうほどでした。


年が変わるまであと一つ二つリストを入力したい荒井でした。

*1:BIOSに細工すれば、スクリーン2グラフィック相当のPCGを作ることも可能です。