何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

大峠を下見した


ここしばらく最上郡の峠ばかり廻っていたおかげで遠くに行きたくなって、
DJEBELを転がし、久々に置賜の峠に行ってきました。
今回行ってきたのは以前から気になっていた大峠の旧道です。
置賜の峠というものの、県境を越え福島県を経由しないと行けません。


今回の目的は探索ではなくて下見です。
ネタ撮りよりも、ひとまず峠のトンネルに行くつもりで走ってきました。
道は新しい大峠道路が開通したおかげで廃道と化しているのですが、
福島側はかろうじて車両でも通れるようになっています。
峠には送電線が併走しているようで、こちらへの管理道路として、
最小限、車道も通れるようにしておく必要があるのでしょう。


福島側の峠区間は12キロほどとそれほど長くはないのですが、
峠道は九十九折りが幾重に渡って延々と続き、しかも上の方がガスで見通しが利かないので、
余計に長々と感じられました。噂どおりの「大峠」です。
途中にはいくつか派手に路肩が崩れた場所あり、藪に埋もれた箇所あり、
土砂に埋もれた箇所ありで、廃道化が相当に進みつつありました。
峠のトンネルにたどり着いたときは、やったというよりも
無事に帰れるだろうかと不安になってしまいました。
この道を造ったのは、毎度お馴染み三島通庸なのですが、
よくこんなところにこんな恐ろしい道を造ったものだと感心しきり。
峠は展望が開けるみたいなので、ネタ撮りの際は天気のいい時を狙ってみようかと思ってます。


ところで、道は通り抜けできないんですが、にもかかわらず、
途中で単車一台と自動車一台とすれ違いました。
自分以外に酔狂という奴がいるようです(苦笑)。