何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

秘境という名の観光地

滝つぼで天然の露天風呂が楽しめる世界自然遺産・北海道知床半島のカムイワッカ湯の滝(斜里町)が、今年は「上流部は危険」との判断で「一の滝」周辺までしか行けないことになった。夏の観光シーズンを迎えた13日、湯の滝への唯一の交通手段のシャトルバスが走り始め、第1便は40人余りで満員になったが、「秘湯」の規制にがっかりした様子だった。 川に温泉が流れ込み、滝つぼが湯船となる湯の滝は、観光雑誌などでも紹介される知床の人気スポット。昨年までは道路から400メートル余り上流の「四の滝」まで行けた。ここには大きな滝つぼがあり、湯加減も良い。昨年は7月に決まった「世界遺産登録」の効果もあり、多くの観光客で混雑した。 これに「待った」をかけたのが、一帯の国有林を管理する林野庁。落石の危険があるなどとして、北海道や斜里町などと協議してきたが、最後は林野庁が押し切る形で、「四の滝」のはるか手前「一の滝」までの利用で決着した。

賀曽利隆さんや斉藤政喜さんの著書によれば、
カムイワッカの滝が秘湯だったのは20年以上前のことだったようです。
その頃は訪れる人もそう多くはなくて、現在は立ち入り禁止になっている滝の上まで登って入れたとか。
近年はあまりに有名になりすぎて、多くの観光客が押し寄せるようになってしまい、
秘湯は秘湯でなくなってしまったわけです。