何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「忍者の苦行」




 入力してたMSXプログラムの動作確認が終わりましたので、いつものやつ。今回はベーマガ92年10号より「忍者の苦行」です。
 本作は固定画面アクションゲームです。主人公は修行中の忍者。師範の命令により、厳しい苦行を積むというゲームです。とはいえやることは明快。青い忍者を操り画面内を動き回り、黄色い箱と赤い箱を取りましょう。箱には取る順序があります。黄色を取ってから赤を取りに向かいましょう。

地形を飛び越え黄色い箱に迫る。
蝿のようにまとわりついてくる敵がうざったい。

 忍者は常に飛び跳ねています。任意のタイミングでジャンプができない代わり、壁に当たるとさらに上にジャンプできます。これを利用して段差や高低差のある地形を攻略していきます。
 画面内には敵の忍者(たぶん師範)もいて、執拗に追いかけてきます。これにぶつかると体力が減ります。体力がなくなるとゲームオーバー。全8面クリアでエンディングとなります。

作者の名前面。細長い縦穴をどう上下するかがポイント。

 至って明快ながら、独特のクセのあるアクションと操作感覚が面白いです。ゲーム開始時に面セレクトができるのもうれしい配慮。注文を付けるなら、本作がMSX2専用であることです。MSX1でも十分実現できそうな内容なので、ここはMSX1でも動くようにしていただきたかったところです。
 作者は「くらやみの戦い」等、アイディアに優れた作品を数発表したKPCさん。そのためか、内容にどことなくMファンっぽさを感じます。

体力尽きてゲームオーバー。師範に叱られるぞ。