先日、山登り用にツェルトを導入したことに触れました。さっそく広げてみたところ、これは常日頃から張ったりかぶったりしていないと必要なときに使いこなせない装備だと感じたので、実際に張ってみることにしました。
ツェルトとは登山用の簡易テントです。突然の風雨をしのいだり、不意の露営をするときなどに使います。テントに求められる機能や快適さを多少オミットするかわり、コンパクトで軽いのが特徴で、テント以上に持ち運びが容易になっています。要は非常用の装備です。前々からちょっと欲しかったんだ…
いつもの河原に繰り出し、道具一式を広げます。設営に必要なものは本体・ポール・ロープ・ペグ*1。コンパクトであることを旨とする品なので、これだけ揃えてもさして嵩張りません。張り方はwebサイトや動画等でひととおり予習済み。うまくできるかなと手順をおもいだしつつ試すことしばらく、初めてなのに意外とかんたんに張ることができました。時間にして10分程度です。
非常用品ですから、テントほど気が利いた作りではありません。荒井が買ったのは一人用なので、当然狭いです。しかしながら居心地は決して悪くはありません。寝るだけならこれでも十分なくらいです。場所を選んでしっかり張れば、快適に露営できるでしょう。実際、装備の軽量化のため、本式のテントの代わりにツェルトで間に合わす山野郎も多いのだとか。テントほど大げさではなく、練習すればすぐ張れるので、タープや風よけがわりに使うのも良さそうです。慣れた山野郎にもなると、ポールやペグの代わりに枝や石を使うこともあるのだとか。いろんな張り方ができるよう試しとかないとなりません。
ただし暑いです。やはり飽くまで簡易テント、周りが暑いとすぐに熱が籠もります。クソ暑い時期の低山ではお世話になりたくないとおもいました。さらに撤収して家に帰ると、程なく雨が激しく降ってきました。雨に濡らさずに済んだと胸をなで下ろしたぜ(おい)。
*1:ペグは20年前に買ったテントのやつを流用しました。