何とか庵日誌

本名荒井が毒にも薬にもならないことを書きつづるところ

「100M競争」




 本日もMSXネタ。Mファン91年1月号より「100M競争」です。
 「ハイパーオリンピック」式の徒競走ゲームです。参加選手は全4人。そのうち1人は常にコンピューターの担当で、人間は3人まで参加可能です。始まったらキーを連打してゴールを目指しましょう。誰かが100mを走りきりゴールした時点で終了。優勝選手のタイムが表示されます。最大3人の同時プレイが可能ながら、1人で遊んでもかまいません。


 この手の連打式競争ゲームには、とにかく早く連打しろ、というものが多いものです。ところが本作ではやみくもに連打すると足が止まってしまい、かえって時間のロスとなります。むしろトントントン…とタイミングよくキーを押した方がスピードが出ます。
 忘れてならないのはBGMです。プレイ中にはおなじみ「天国と地獄」が流れます。ゲームを盛り上げるのはもちろん、連打のタイミングを計る目安にもなっているのが見事です。

ゴールイン! 世界記録には遠いタイムにかえって親しみが湧く

 本作にはトップアスリートによるガチの競技というよりも、運動会のような雰囲気が漂います。このちょうどよい「ゆるさ」が、取っつきの良さや楽しさといった美点となっています。